二十歳の約束
楽しめるわけなんかない。

もうすでに授業が始まっている教室に
なかなか入ることができなかった。

クラスメイトになんて言おう。

結局入れずに休み時間になってしまった。

「綺帆!!久しぶりやん!」

「おー、伊織ー。」

「綺帆、顔色わるかねー。今日放課後寄り道しよ。」

それは伊織なりの励ましだったのかもしれない。
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