もう、とっくにあなたに夢中です

君との距離

あれから凛刀と仲が良くなった。
けれど、最近女子達が私を避けたり聞こえるように陰口を言ったりする。

凛音は、私の味方でいてくれた。

「最近、美百合が凛刀くんと仲がいいから女子達が妬いてるんだ。美百合、気にしちゃダメだよ。」

「うん、ありがと。」

少女マンガによくあることだけど本当にあったとは…。
恐るべし女子…。
凛刀のことは、仲のいい後輩としかみていない。

けど、凛刀は私の事好きでいてくれてて…
私は、凛刀のこと後輩としかみてなくて…。
なのに、凛刀の側にいていいのかな。



放課後、皆が下校している時私は女子達から呼び出しをされた。
それも、結構集団に…。
嫌な予感がする…。

そう私は、思った。


〜凛刀編〜

最近、先輩と仲良くなった。
俺は、めちゃくちゃ嬉しかった。
俺のこと、少しでも好きになってもらえたかな？ってまだ早いか！笑
俺は、毎日が楽しかった。
けれど、ここ最近妙な噂を耳にした。

「雪村って人二股してるんだって！」

「うそ〜！凛刀くん、遊ばれてるの〜！？」

こんな噂俺は、信じない。
だって、俺は先輩が二股するような人じゃないって知ってたから。

嫌な予感がする…。

放課後、俺はすぐ先輩の教室に行った。

「すみません！雪村先輩いますか？？」

よく、先輩と一緒にいる麻原先輩が来た。

「美百合なら、女子達から呼び出しされてて体育館裏にいるよ。」

嘘だろ…。

俺は、無我夢中で走った。

先輩に何かあったらどうしよ…。

先輩無事でいてくれ！