孤独な姫とカラスの瞳
 
涙が止まらなかった。



「この宝は奪えねーな。」



優しく笑って頭を撫でてくれるキース。



「私はみんなと一緒に行く。」



「そんなに泣いてんのに大丈夫か?」


「父様からの手紙にもある様にたくさんの事を経験して悔いのない人生にしなきゃ!」


「いい顔だ。」



「じゃあ行くか!」

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