【実録】平成・ばすが〜る物語

劣等生

新人の頃の私は、ほんとにダメダメバスガイドでした。 

それこそ今なら、ある程度の経験と年齢?で、それらしく繕う技を身につけた…

そうならなきゃいけない訳なんですが(;^_^A  

はじめの半年くらいは要領も掴めず、思うように暗記もできない。 

みんな同じスタートなんですが、最初に小さな差がついてくるのが、この頃から… 

同期の中には、暗記が得意で、
つぎつぎに頭に入る人、
ニュースや情報の集め方がうまい人、
お客さんとのやりとりが得意な人…
だんだんガイドとしての自覚が芽生える頃に、それぞれの個性が生まれてきます。 

あの子はたいした勉強もしてないように見えるけど、案内の評判がぃぃ、
…なんて話を、先輩・ドラから耳にすると、
私はだんだん自信を失い、どぅやったらすばらしいガイドになれるのかな?と、模索するばかり

…そればかりが頭をよぎり、
肝心な内容充実に努力が足りなかったのかも知れません。
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