【実録】平成・ばすが〜る物語
それでも毎日のように仕事があります。

バスから降ろされた訳ではないのですが、
同期はつぎつぎ泊まり乗務に出かけていきます。 

羨ましくない訳ないんです。

ますます落ち込んでいきます…

やがて、同じダメガイドグループの仲間が、つぎつぎに辞めていきました。

みんな気持ちは同じでした。

私も辞めるなら今かな〜
と思いながらも、先輩方やドラ達から励ましてもらったこと、
先生が一生懸命指導してくださって、暗記ができない私たちに夜おそくまで付き合ってくれたことなんかを思い出すと、まだやれる!

まだ大丈夫!と、自らを奮い立たせました。 

夏が過ぎ秋の行楽シーズンに突入する頃、
ようやく全員が泊まり乗務に付けるようになりました。

もちろん、私にも二泊三日の老人会の仕事があたりました。
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