【実録】平成・ばすが〜る物語
とにかく連泊の中日と言うことも手伝って、私は早めに就寝することにしました。

夕食もおいしかったし、お風呂も最高〜
こんな気分よく過ごしていた私が、その夜ほとんど寝付けない体験をするとは…!!

私はいつも電気をすべて消灯し、真っ暗状態で寝ていました。
この日ももちろん、窓を締切り、TVも電気もすべて消してから布団に入りました。

…数時間後、いきなり部屋の電気がつきTVまで付いたんです!?
わけもわからず、いったい今何時なの?
時計を見ると、草木も眠る丑三つ時…

閉めたはずの二重サッシも、全開に!
鍵閉めたはずです…;
岩に打ち寄せる波の音が、静かな部屋に響き渡ります。
付いたTVも砂の嵐…

この現状に、穏やかさを失った私は、電気も窓もそのままで布団に潜り、早く朝が来ないか!?とそればかりを唱え続けました…

時折うとうとしながらも結局寝付けず、無情にも目覚まし時計が鳴り響きました。
寝不足のつらさより朝が来た喜びに、布団から飛び出した私は、またもやびっくり!

確かにTVと電気は消え、窓は閉まっていましたが…

二重の外側だけ、空いたままでした。
私には外だけ開けることなんてできません…
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