頑張らなくて良いんだよ
そして、その翌日


学は、学校に来なかった。


さすがにただ私の気持ちを言っただけ、ちゃんと話会わないといけない。

そのためにも、会いたいのに……。


でも、学はその次の日も学校に来なかった。



さすがに、連絡も取れないとなると心配で……。



 放課後



今日は、学の家に行くことに決めた。

学に会いたいし、話したいから……。

 

「あっ、原口」


「箕島君、どうしたの?」


「学の所、行くんだろ」



えっ、なんで、知ってるの?



「馬鹿は風邪引かないとか言うし、
アイツ、馬鹿じゃ無かったんだな。

まぁ、風邪気味なのに、雨でビショ濡れに
なったら、そりゃそうなるよな」


「何のこと?」


「えっ、学が風邪ひいたから看病しに
行くんだろ?」



えっ、学が……風邪



「まぁ、俺も後で行くけど、
それまでアイツのこと見ててやってくれよ。
風邪ひくと甘ったれ度が増すんだ」


「うん、分かった。
ありがとう、教えてくれて、それじゃあ」



急いで、学の家に向かった。


< 5 / 10 >

この作品をシェア

pagetop