脱力系女子
変な女
始めてみた、あんなゾクッとする瞳
いつものようにクラブへと足を運ぶ俺たち
「今日は、可愛い子いるかなー?」
「最近、ハズレばっかだしな」
そんな話をしてるところに、
「2人とも女の子をそんな風に見ちゃだめでしょ!」
姫の皐月
俺ら一人ひとりを見てくれて周りにもよく気がつく
そんな女だったからこそ姫にしようと思えた
ただ、自分の女ではない
この中で付き合ってるやつもいない
友だちみたいな感じでいる
入った瞬間から女たちに囲まれてうんざりしていると
「あ、美味しい」
ボソリと呟いた声
興味があり視線を向けると、長いミルクティアッシュの髪
酒を飲みながら少し口角をあげて満足そうに飲んでいる