脱力系女子
合同文化祭
「ねぇ、知ってた!!」
なんて飛んでくる彼女
「何が?」
「文化祭!!鳳高校と合同なんだって!!!」
鳳高校、、隣の学校か
「速水さんたちのいる学校だよ!!」
ああ、それで周りの女たちが浮き足立っているのか
「しかも、今日から準備らしいよ!早速、合同だって!!」
向こうの学校で文化祭の説明をするらしい
てことは、クソつまんない授業がないのか
てか、「帰っちゃだめだからね!」
「図星だったでしょ?」
ニヤニヤと笑う彼女に殺意が湧く
それから、ところ変わって鳳高校の体育館に
「まだ、速水さんたちきてないみたぁい」
どことなくソワソワとしている
きゃあああああ
また、この声か
あー、うるさい
「そんな不機嫌になんないでよぉ」
「だって、うるさいし」
「しょーがないよ。かっこいいもぉん」
ただ、昨日の男があたしを覚えてないか祈るのみだな
運良くあたしらとは遠いところに足を運んだ
「てか、あの人たち高校生だったんだ」
「高3だよぉ、一年ダブってるけどねぇ」
まぁ、それもどうでもいいんだが
「けど、文化祭は学年関係なしの合同だから当たる可能性あるんだよ!!」
まず、何組か知らないだろ
「華蓮!あたしら3年D組の人たちらしいよ!!」
それよりも、早く帰りたい
「ほら、いこっ」
ぐいぐいと腕を引っ張られる