脱力系女子
速水廉が歩くたびに周りは好機の目を
みんなが、道を開けている
そして、あたしには妬み、嫉妬の目が
そんな目で見られても知らないしね
「入れ」
通されたところは誰もいない教室
やけに、整ってソファやらなんやらとあるが
「ジュースでいいか?」
唐突に聞かれて戸惑うが「はい、」静かにこたえた
りんごジュースを目の前におかれ、速水廉はあたしの向かいに座る
「で、なんてしょうか?」
あたしは、いち早く帰りたいんだが
「お前、俺の女になれよ」
は?