脱力系女子
幻聴か何かか、
「なぜですか?」
こいつとは、初対面で何も知らないのに
こんなことは、度々あったがこいつは別だな
「気に入った。だから、俺の女にする」
どこかで、頭をぶつけたのか
「なぁ、」
あのゾクッとする声で囁かれる
この声で何人の女を落としてきたのか
「まず、あたしの名前しらないでしょ」
「これから、知っていけばいい」
話にならない
「帰らせてもらいますね」
ソファからたち帰ろうと足を進める
「まて」
ガシっと腕を掴まれて行く手を阻まられる
「はぁ、なんですか?」
あたしが言い終わったとともに唇を奪われた
チュっと言うリップ響かせ離す
「何してくれんの」
「別に減るもんじゃないだろ、華蓮」
またなっと腕を離される
今、あたしの名前...
厄日としか言いようがないな