脱力系女子
ソっと隣に腰掛ける
「ここにいる女の子たちはねぇ、みんな速水さんたち狙いなんだよぉ」
まぁ、どうでもいいことだ
あたしのメインは暇つぶしのためにきたのだから
1杯目を飲み干し、2杯目へと突入しようとしていると
きゃあああああ
入口のほうから大きな悲鳴が
「来たっぽい!あたし、行ってくるねぇ!!」
素早く椅子からおりて走っていく
速水廉ね、、、
だんだんと近づいてくる大きな悲鳴
興味本位で視線だけを動かす
ああ、これは彼女がいうこともわかる
圧倒的な存在感、誰もを魅了するオーラ
「うるせぇ」
低音でゾクッとする声
まさに、完璧な男だな