love square~四角関係なオトナ達~
信じる…?
あたし自身の気持ちを信じればいいの?
今まで琉偉がくれた指輪やキスを信じればいいの?
わかんない…わかんないよ…。
「そんなにたやすく疑ったり迷う気持ちなんて、真実じゃない」
こんなに脆く壊れてしまうあたしの“好き”は。
真実じゃ…ない…?
「オレはヒマリに真実をやれる。涙や悲しみじゃなく、本気を誓った未来をやれる。ヒマリにはわかるだろ?」
「いく…兄ちゃん…」
「オレから目を反らすな。離れていくな。ちゃんとオレを、オレだけを見ろよ」
何も見えない。
何もわからない。
さっき琉偉と重ねた唇の味はなくなって。
体中の熱がスッと消えていく。
「いく兄ちゃん…。あたし、寒い…」
「全部温めてやるよ。気持ちも体も」
いく兄ちゃんと重なる肌。
琉偉が消えていくならそれでかまわない。
泣きながら何度も何度も激しく突き動かされるあたしのカラダ。
いく兄ちゃんとシーツをわし掴んで、与えられる快楽だけに全てを委ねる。
「アッ…いく兄ちゃん…!もうダメ…!」
「一緒にイクぞ…!」
「…ン…ッ!」
右半身の傷に痛みだけを感じて、あたしは意識を手放した───………。
あたし自身の気持ちを信じればいいの?
今まで琉偉がくれた指輪やキスを信じればいいの?
わかんない…わかんないよ…。
「そんなにたやすく疑ったり迷う気持ちなんて、真実じゃない」
こんなに脆く壊れてしまうあたしの“好き”は。
真実じゃ…ない…?
「オレはヒマリに真実をやれる。涙や悲しみじゃなく、本気を誓った未来をやれる。ヒマリにはわかるだろ?」
「いく…兄ちゃん…」
「オレから目を反らすな。離れていくな。ちゃんとオレを、オレだけを見ろよ」
何も見えない。
何もわからない。
さっき琉偉と重ねた唇の味はなくなって。
体中の熱がスッと消えていく。
「いく兄ちゃん…。あたし、寒い…」
「全部温めてやるよ。気持ちも体も」
いく兄ちゃんと重なる肌。
琉偉が消えていくならそれでかまわない。
泣きながら何度も何度も激しく突き動かされるあたしのカラダ。
いく兄ちゃんとシーツをわし掴んで、与えられる快楽だけに全てを委ねる。
「アッ…いく兄ちゃん…!もうダメ…!」
「一緒にイクぞ…!」
「…ン…ッ!」
右半身の傷に痛みだけを感じて、あたしは意識を手放した───………。