love square~四角関係なオトナ達~
これでいい、何もかも。


あたしは春流に自由のきかなくなった右手をいつでも貸す。


いく兄ちゃんには新しいジャム開発のためのお手伝いだってする。


琉偉には。


あたしの全てを捧げるんだ。


面会時間も終わり、あたし達3人は病室を出て農園へ戻る道の途中。


「そういえば…何か忘れてね?」


「あたしも何かひっかかって…」


「「「あ」」」


「パパ!」
「「社長!」」


道を急いで自宅へ戻った。
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