空色の君へ。〜最後に1度だけ、君の名前を呼ばせてください~
「私の名前は星田詩帆(hosida siho)!よろしくね。」


「ほ、星田さん、よろしくお願いします…!」


「ぷっ、もうなんでさっきから敬語なの?ほんとに綾崎さんはおもしろいなあ。

いつも机で本読んでたりしてたからさ、今まで声かけずらかったんだ。

こんなおもしろい子だったなら、もっとはやく声かければよかった。」


星田さんの言葉に、はっとした。


私このクラスになってから、1度でも誰かと話そうって自分から頑張ったことあったっけ…?


私には無理だっていつも決めつけて、何も行動なんてしてなかった。


自分から周りに壁作って、これじゃあ友達できないのなんて当たり前じゃんか。


結局私は、自分の性格と容姿のせいにして逃げてただけだ。

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