空色の君へ。〜最後に1度だけ、君の名前を呼ばせてください~
「ほんとに、誰もいないんだね。」
階段を登った先にある踊り場には、どこかの部活で使ったであろう勧誘のビラや何かの木片など、もう使わないようなものが山積みになっている。
「この上はね、天体観測?のために作られた部屋があるらしいんだけど、もう誰も使ってないんだって。」
「へえー、でもなんでこんなに人が来ないの?」
「それはね、ここにはあれがでるって噂だから。」
「…あれって…?」
「わからない?幽霊に決まって「わああああ言わないで!」
詩帆ちゃんの言葉を遮りながら慌てて耳を塞ぐ。
階段を登った先にある踊り場には、どこかの部活で使ったであろう勧誘のビラや何かの木片など、もう使わないようなものが山積みになっている。
「この上はね、天体観測?のために作られた部屋があるらしいんだけど、もう誰も使ってないんだって。」
「へえー、でもなんでこんなに人が来ないの?」
「それはね、ここにはあれがでるって噂だから。」
「…あれって…?」
「わからない?幽霊に決まって「わああああ言わないで!」
詩帆ちゃんの言葉を遮りながら慌てて耳を塞ぐ。