【ねぇ、運命って信じる?】



ピーンポーン

ピーンポーン

ピーンポーン

ピーンポーン

ピーンポーン


「……あああああっ!朝から
うっるさあああああいっ!!」


私、桃園美紀(ももぞの みき)は
鳴り止まぬことを知らないインターホンの
うるさい音で深い眠りから覚めた。


誰だよ、こんな朝から。


気持ち良く寝てたのに。


ま、犯人なんて分かってるけどね。


あまりの うるささに
ずっと被っていた布団を
足で蹴り飛ばして起き上がると
床に落ちていた枕を むんずと掴んで……



ガラララッ


ビュン



「ぶっ!!」



ジャストミーーート!!!



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