樫の木の恋(上)
「あっ、そういえば。」
「ど、どうしたんじゃ半兵衛?」
秀吉殿が驚いたように顔を覗き込んでくる。可愛い顔におでこをつけ、じっと目を見つめる。
「…秀吉殿、三成と口付けをしたんですよね?」
「あ、あれは…やっ!」
秀吉殿が目をそらしながらどもるので、意地悪をしたくなり太ももを触れるか触れないかくらいでゆっくりと撫でる。
「どうして、口付けをされたんです?」
「その…は、半兵衛の話を聞いて茫然としてるときに……。」
「秀吉殿はやっぱり隙が多い。」
「面目……な、いっ!」
太ももに触られるのが慣れてきた秀吉殿の耳をぺろりと舐める。
「何でもするというのなら、許してあげます。」
「な、何でもする。んっ」
耳元で息をかけながら、話すと秀吉殿の可愛い艶やかな声が聞こえてくる。
秀吉殿の指に指を絡めると応じてくれることに幸せを感じる。
「秀吉殿を苛めていたらもう我慢出来なくなってしまって。今秀吉殿と繋がってもすぐに終わってしまいそうなので、一度手でしてくれませんか?」
「…が、頑張る。」
そう言って秀吉殿はそれがしのものを触ろうと恐る恐る着物を脱がそうとする。秀吉殿はそれがしのものを探しあて、顔を真っ赤にしながら上下に擦ってくれる。
「き、気持ちいい…?ん…」
「気持ちいいです。でも、そんな可愛く言われたら今すぐ入れたくなります。」
「変態…!」
「ふふっ秀吉殿が今してることの方が変態なのでは?」
恥ずかしそうに俯く秀吉殿にやっぱり我慢出来なくなって、秀吉殿を押し倒す。どうしても入れたくなってしまった。
その時それがしのものから秀吉殿の手が離れた。
「は、半兵衛?と、届かない。」
「……やっぱり入れたくなってしまいました。」
「え…」