樫の木の恋(上)
「あっ…ちょっ…待って!」
秀吉殿がそう少し大きめな声で言うから、どうしたのだろうと思い動きを止める。
「どうされました?」
「も、もう駄目…。」
「何故です?怖くなってしまいましたか?」
「ち、違うけ…ど…。その…これ以上したら…」
くちごもる秀吉殿。震えていると思ったのだが、これはびくびくと感じていると言った感じか。
秀吉殿が言いたいことが分かって、思わずにやりとしてしまう。
「秀吉殿…もしや、いきそうなのですか?」
「っ……!ち、ちが」
秀吉殿の返答を聞きながらゆっくりと再度腰を動かす。布団を懸命に掴み耐えている様は、怖いというより気持ちがいいのだろう。いくのを耐えている。
それがまた可愛い。
「秀吉殿のいってるところ見たいです。」
「あ、阿呆…めっ…!ぁ……んーーっ!はぁ…あっ!」
秀吉殿が先程よりも一層びくびくと反応して、いってしまう瞬間に抱きついてくる。それが無性に可愛くて、いやらしくて思わずこちらまでいきそうになってしまう。
「は、半兵…衛ぇ…」
一筋だけ涙を流しながら可愛く見上げてくる秀吉殿を見ていたら、さすがに我慢が出来なくなり少し動きを早める。
秀吉殿がいったからか、とろとろになっている秀吉殿の中は気持ち良くて耐えられない。
「い、今は…!だ、めぇ…!」
「それがしも出そうなのです…。駄目ですか…?」
「駄目…じゃない…け、どっ!……んっ!」
「大丈夫…です…。外に…出しますから…。」