未知の世界4

結婚式場はマンションや病院のある街の中にあった。







ここなら皆来やすい。






そして突然の訪問に関わらず、式場のスタッフさんに案内してもらった。






日取りも見てもらったところ、3月にいい日が見つかった。






もう言うこと無し!ここで決まり。







そして担当の方も決めてもらい、後は招待状や結婚式の飾りなどの話。






お金を出せば簡単に出来るものばかりだけど、






せっかくだし、自分で作りたいとスタッフさんに相談してみた。






すると、式場から参考になる本や、パソコンに読み込めるDVDを貸してもらった。





もしその中からいいものがなければ、本屋さんやパソコンを取り扱うお店に行くと、いろいろ売ってるって聞いて、さっそくやってみたいと思った。






ブーケはさすがに作れない。まぁ、それはおいおい作ることに。






ウェルカムボードも私には難しそう。






気付くと幸治さんじゃなくて、私がスタッフさんと話してた。






そして次の打ち合わせにはウエディングの衣装合わせや式の進行を決めることになった。  






式場を出ると辺りは暗くなっていた。






「かな、ずっと喋ってたな。あんなに話すかなは初めて見たぞ。」







「ご、ごめんなさい!つい気持ちが高ぶって。」






「いや、嬉しそうで何よりだよ。俺もできることは手伝うけど、無理はしないようにしような。」






「はい!」






今日は充実した一日だった。







お父さんたちや幸治さんの職場の人には、幸治さんから。






私の友達には、私から、あらかじめ招待状を送る前に日取りを伝えることにした。






これから休みが忙しくなりそう!






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