未知の世界4
「今更飲むことはできないから、この余った薬は処分しないで次の健診に持ってきてね。」
進藤先生の言葉で、この空気が少し緩んだ。
「とりあえず、ちゃんと食事して薬を飲むこと。
もし時間がなかったり、食欲がない場合には、ゼリーやプリン、最悪牛乳でもいいから、何か口にしてから飲むこと。
いい?分かった?」
「はい・・・・・・。」
「それから、健診を来週にするのは心配だから。」
えっ?
「明日っ!明日にするから。」
「えっ?でも明日は仕事が。」
慌てる私。
「それは大丈夫。
指導員の石川先生からも早く健診して欲しいって、今日電話をもらってるから。」
ぇえっ!!!