未知の世界4
あれから2ヶ月が経った。
全国で数作ない子供の脳死判定、そして臓器移植が、次々にニュースで取り上げられていた。
次々に、この先長くは生きられないかもしれないと言われた子供たちが、突然の事故でその姿では生きられなくなった子供たちの臓器によって、長くは生きられるようになっている。
そして、姿はなくとも、また臓器だけは生き続ける。
数年前まで、数多くの子供たちが、移植を求め海外に行くことを余儀なくされた。
しかし今では、子供の臓器提供は当たり前となってきている。
そんな中で…
果たして私は、いつ手術となるのだろう。
そんなことを考えて眠りについた。