未知の世界4
ご飯を食べ終り、シャワーを浴びた。
まだ完全に傷が治ってないから、お風呂には入れない。
その上、今回は今までの手術とは違って、心臓全体を見なくちゃいけなかったから、大きな傷がある。
はず。
毎度のことだけど、怖くて傷がなかなか見れない。
完全に傷がふさがるまで見れない。
こんなことで医者になれるのかな・・・・・・。
そんなことを考えながら、タオルでなんとなか胸の辺りを拭いていた。
トントン
脱衣所にいると、ノックの音が聞こえた。
「かな?シャワー出た?」
へ?幸治さん?
「は、はい!今終わって着替えるところです!」
「消毒したいから、下着なしで肌着だけで出てこれる?」
「だ、大丈夫です。」
「じゃあダイニングで待ってるから。」
そういうと幸治さんは扉の前から離れて行った。
はぁ~、ビックリした。
幸治さん、突然過ぎる!
と思いながら言われたとおり、肌着だけになった。
「クシュッ!」
なかなか寒い。
そんなことを思いながら脱衣所を出た。