未知の世界4
「んっ!!!キツイ・・・・・・。」
あ、少し痛いかも。
思わず幸治さんの体を押し上げた。
初めてのことではないけど、何年もこういうことはしてないし、大好きな幸治さんと繋がるんだって思うと、緊張していた。
「痛いか?」
「少し・・・・・・。でも大丈夫です。
来てください。」
その言葉を聞くなり、躊躇なく幸治さんは私に覆いかぶさった。
「んっ!」
幸治さんの顔から滴る汗が、私の顔に落ちる。
優しく、でもしっかりと、何度も私と繋がった。
決して私の体に負担になるようなことはしない。
お互いが満足いってる。
幸治さんは、私の中で力尽きた。
こんな顔するんだ。
初めてみた。
「かな、そんないやらしい顔で見るなよ。またしたくなるだろ
?」
「え?」
いやらしい!?
私の顔がっ!?
チュ
恥ずかしがる私の両頬を押さえて、唇を重ねる。
愛し合う男女が一番望ましい形で繋がった後なのに、この一度のキスがそれ以上素敵なものに感じる。
私は心が、そして体が幸治さんで満たされている。
誰かをこんなにも愛し、そして愛され、安心を与えられるなんて。
本当に思ってもなかった。
こんな世界が、私を待ってるとは。