未知の世界4
新たなる生活
「かなぁ?今日健診だろ?」
旅行から帰った翌々日の朝。
出勤の朝を迎えた幸治さんが、朝食の準備をしている私に声をかけた。
「はい、10時からです。」
「あぁ、それじゃあ一緒には行けないな。
また終わったら、メールだけ入れておいて。」
「はいっ。」
何だか最近、過保護・・・・・・?
それか独占欲が増えてきたのか、私のことを気にかけてくれてるのか、今まで何かやり終えても、連絡が欲しいなんてなかったのにな。
まぁ、それだけ大切にされてると思えばいっか。
そんなことを考えながら、朝食の準備を終えて、幸治さんと食事を始めた。