冷酷から変貌した社長の甘い恋の行方の先には
叔母が待ってましたと言わんばかりに屋敷に入り込んだ
そして、金遣いの荒い生活
私には見向きもしない
するのは、たまに父の知り合いの
弁護士が来たときだけ
優しかった
こんな惨めな生活は
もうしたくないって
遺産を半分弁護士に託した
使い放題で持つわけもなく
二年と言う短い時間で
底をついた
「もう、羊子を育てる義務もなくなった、出ていきなさい」
「ここは父と母が苦労して手に入れた屋敷です」
「知らなかった?ここは金借りるときに抵当に入ったから、もうすぐ
借り手がくるわ」
ほうりだされた
行くところもなく
さ迷っていた
ネットカフェに入れるってごくまれ
ホウムレスをしていた
橋の下とか
放置船とかで寝泊まりしていた
弁護士が探してきた
「そんな事しなくてもお金あるでしょ?」
「マンションなんて借りたら、私また放り出されてしまう」
これでいいのです