冷酷から変貌した社長の甘い恋の行方の先には

悟がなかなか帰って来なかった
俺はイライラMAX

携帯ならそうものなら
侘しいメッセージ


まさか、羊子と間違いを起こしてないだろうな？
あいつ心つかむのうまいから



「帰りました、楽しく有意義な時間をくださり、ありがとうございました、伊織」


「楽しい・・・・時間？悟まさか羊子を・・・・」



「はい、楽しくお話してきました、相手が伊織でなかったら奪っていたけど、おしい、まさにおしい、俺も理性を保てた」


そんな話、社長には耳に入ってなかった


「社長、体調悪いんですか？」


「てめぃが何をしたのか、考えてみろ」



「まず、コンビニに行きました、それを持って社長んちに行った、彼女に懇願された、一緒に食べてって」



「な～に？食べて？悟まさか羊子を」



「テーブルに・・・・」



「テーブルで羊子を・・・・・」




「さっきからうまいこと話を茶化してませんか？彼女は一人で食事したくないから一緒に食べて欲しいって言われただけです」



「ん、そうか‼食事だけでか？」



「だから言っているじゃないですか？」



こいつ、俺で遊んでやがる



「気になるなら昼だけでも呼んで来たら？俺も一緒にいますから」


「誰がお前と・・・・飯が不味くなる」






「社長、これ彼女から買い物リスト」と渡された


「なんだ？これ」


「彼女を閉じ込めていたら、毎日リストが舞い込んできますって警告なんでないでしょうか？」