隣の犯罪者?!
クラブ?なにそれ
「へぇそうなんだ」
私とは違う世界にいる
「おまえいますっげーどうでもいい顔してたよな」
「してないしてない」
「んで金は大丈夫なのか?」
「えっ···
うん大丈夫だよ、やっぱり仕事いこうかないつまでもここにはいられないし」
皇夜と私は住む世界が違うんだ
「送る」
「いいよ大丈夫」
「おまえ露骨すぎ」
「えっ?」
「いまおまえ俺とは住む世界が違うって言ったよな?」
私は視線を泳がせた
「言ってない」
「俺は相手が思ってることがわかるんだよ口にださなくても」
「···そんなの狡い」
皇夜はタバコを吸いながら冷蔵庫に向かった
冷蔵庫からペットボトルの水を取り出して一口飲む
私はそっと立ちあがって玄関に向かった
「私、行くね」
皇夜は玄関まで来るとドアに手をついて私を見下ろす
本当に均整のとれた体に背が高くて王子さまなんだけど時々その目が怖いときがある
「おまえとあの男じゃ釣り合わねぇよ」
ぎゅっと目を瞑っていたのをゆっくり開けるとデコピンされた
「そんなの···」
「じゃあ質問を変える
おまえはあいつのこと好きなのか?」
ちょっと蜥蜴のような爬虫類のような顔を近づけないでよ
冷や汗が背中を伝う
「余計なことなんて考えるなよ?
俺が蛇だって?」
「蛇じゃないし」
「じゃあ蜥蜴?」
「いや蜥蜴でもないし」
「好きでもない、わからない奴とやって楽しかったか?」
「それは皇夜だって一緒でしょ」
皇夜のほうが人間として最低?
一瞬だけ視線を外して呼吸を調えてから皇夜が言う
「本音が出たな」
「違う傷つけたくて言ったんじゃない」
「俺は人間じゃない
そういいたいんだろ」
「···違うよ」
「なにが違うんだか
俺はその辺の奴らとは違う
でもな変わったんだよ
薬も辞めた、女漁りだって
ヤバい奴らとはもう連んでねぇし」
皇夜?苦しんでる?
「ごめん、私もう行かなきゃ」
皇夜の同情をひこうという気持ちはわかるけど私だって皇夜側に堕ちるのは気が退ける
だって私は普通のOLだし
「言い訳ばかり並べやがって
さっき実験台になるとか言ってもう怖じ気づいたか」
「ごめん行かなきゃ」
私はなんとか皇夜を振り切った
ここから歩いて自分のマンションに戻るのはムリに等しい
どうしよう
とりあえずコンビニに立ち寄りお金をおろしてから大通りに戻りタクシーを拾った
今回は間違えずに自分のマンションの前に着いた
「へぇそうなんだ」
私とは違う世界にいる
「おまえいますっげーどうでもいい顔してたよな」
「してないしてない」
「んで金は大丈夫なのか?」
「えっ···
うん大丈夫だよ、やっぱり仕事いこうかないつまでもここにはいられないし」
皇夜と私は住む世界が違うんだ
「送る」
「いいよ大丈夫」
「おまえ露骨すぎ」
「えっ?」
「いまおまえ俺とは住む世界が違うって言ったよな?」
私は視線を泳がせた
「言ってない」
「俺は相手が思ってることがわかるんだよ口にださなくても」
「···そんなの狡い」
皇夜はタバコを吸いながら冷蔵庫に向かった
冷蔵庫からペットボトルの水を取り出して一口飲む
私はそっと立ちあがって玄関に向かった
「私、行くね」
皇夜は玄関まで来るとドアに手をついて私を見下ろす
本当に均整のとれた体に背が高くて王子さまなんだけど時々その目が怖いときがある
「おまえとあの男じゃ釣り合わねぇよ」
ぎゅっと目を瞑っていたのをゆっくり開けるとデコピンされた
「そんなの···」
「じゃあ質問を変える
おまえはあいつのこと好きなのか?」
ちょっと蜥蜴のような爬虫類のような顔を近づけないでよ
冷や汗が背中を伝う
「余計なことなんて考えるなよ?
俺が蛇だって?」
「蛇じゃないし」
「じゃあ蜥蜴?」
「いや蜥蜴でもないし」
「好きでもない、わからない奴とやって楽しかったか?」
「それは皇夜だって一緒でしょ」
皇夜のほうが人間として最低?
一瞬だけ視線を外して呼吸を調えてから皇夜が言う
「本音が出たな」
「違う傷つけたくて言ったんじゃない」
「俺は人間じゃない
そういいたいんだろ」
「···違うよ」
「なにが違うんだか
俺はその辺の奴らとは違う
でもな変わったんだよ
薬も辞めた、女漁りだって
ヤバい奴らとはもう連んでねぇし」
皇夜?苦しんでる?
「ごめん、私もう行かなきゃ」
皇夜の同情をひこうという気持ちはわかるけど私だって皇夜側に堕ちるのは気が退ける
だって私は普通のOLだし
「言い訳ばかり並べやがって
さっき実験台になるとか言ってもう怖じ気づいたか」
「ごめん行かなきゃ」
私はなんとか皇夜を振り切った
ここから歩いて自分のマンションに戻るのはムリに等しい
どうしよう
とりあえずコンビニに立ち寄りお金をおろしてから大通りに戻りタクシーを拾った
今回は間違えずに自分のマンションの前に着いた