隣の犯罪者?!
駅前のロータリーで待ってるとバイクが滑り込んできた
「皇夜」
「携帯」
「あっうん」
携帯を返すだけの約束だもんね
期待はしちゃいけない
「なんだよ?飯食いたいの?」
「期待してないです」
せっかくの誕生日なのにな
「誕生日?」
「ああもういいのいいの」
皇夜は悩んだ挙げ句にどこかに電話をしてから一枚のカードを手渡した
「俺が働いてるクラブのVIPカード
それがありゃあ顔パス可能だ」
「えっ?」
「ご招待しますよお姫様」
「たまには名前で呼んでください」
「美咲」
「いきなり呼ばないでください」
「めんどくさいなおまえって
昼休み何時までだ?」
「13時」
皇夜は携帯を確認して言う
「少し待ってな」
皇夜はヘルメットをしてまた走り去ってしまう
しばらくして戻ってきた皇夜の手には紙袋
中身はおいしそうなサンドイッチだった
「おいしそう」
「俺がこんなに奢るのは珍しいんだからな」
珍しいって自分で言う?
つい笑ってしまった
「ごめんだって」
「そろそろ時間だな」
私は皇夜にキスをせがんだ
優しく強くキスをされて私は皇夜と別れた
それにしても暑いなぁ
都心はもっと暑いのかもまだ5月なのに
オフィスビルの中は寒いくらいに冷房がきいていた
自分のデスクにコーヒーを煎れて戻りサンドイッチの包みを開けた
蒸し鶏のゴマドレッシングをかけたサラダ仕立てのとサーモンクリームチーズアボカドの2種類だった
暑い日にはさっぱりなのがいいよねと頬張っていると佳奈子が椅子を滑らせてきた
「我妻先輩からの差し入れ?
おしゃれだね~それ駅前に新しくできたカフェのでしょ?」
「えっそうなの?」
「うん」
知らなかった
佳奈子はかわいいお弁当
きっと自家製なんだろうな
「佳奈子、食べたいの?」
「んん、なにそれ
ちょっとこんなのどこでもらったのよ」
佳奈子が言っていたのはクラブエデンのカードのこと
「友達から」
「いいなぁクラブエデンって隣街では有名でVIPなんて滅多になれないんだよ
しかも超イケメンばかり」
「それってホストクラブ?」
「違うよ美咲」
軽く笑われたけど知らないものは知らない
お昼休憩も終わって午後の業務を始めると我妻先輩が入ってきた
「美咲、悪いんだが残業頼めないか?」
えっ···
「あっ···はい」
ため息ひとつ運が悪いのだ私は前から
仕事だししかたない
「佳奈子」
「なに?」
「これあげる」
皇夜にもらったカードを手渡す
「皇夜」
「携帯」
「あっうん」
携帯を返すだけの約束だもんね
期待はしちゃいけない
「なんだよ?飯食いたいの?」
「期待してないです」
せっかくの誕生日なのにな
「誕生日?」
「ああもういいのいいの」
皇夜は悩んだ挙げ句にどこかに電話をしてから一枚のカードを手渡した
「俺が働いてるクラブのVIPカード
それがありゃあ顔パス可能だ」
「えっ?」
「ご招待しますよお姫様」
「たまには名前で呼んでください」
「美咲」
「いきなり呼ばないでください」
「めんどくさいなおまえって
昼休み何時までだ?」
「13時」
皇夜は携帯を確認して言う
「少し待ってな」
皇夜はヘルメットをしてまた走り去ってしまう
しばらくして戻ってきた皇夜の手には紙袋
中身はおいしそうなサンドイッチだった
「おいしそう」
「俺がこんなに奢るのは珍しいんだからな」
珍しいって自分で言う?
つい笑ってしまった
「ごめんだって」
「そろそろ時間だな」
私は皇夜にキスをせがんだ
優しく強くキスをされて私は皇夜と別れた
それにしても暑いなぁ
都心はもっと暑いのかもまだ5月なのに
オフィスビルの中は寒いくらいに冷房がきいていた
自分のデスクにコーヒーを煎れて戻りサンドイッチの包みを開けた
蒸し鶏のゴマドレッシングをかけたサラダ仕立てのとサーモンクリームチーズアボカドの2種類だった
暑い日にはさっぱりなのがいいよねと頬張っていると佳奈子が椅子を滑らせてきた
「我妻先輩からの差し入れ?
おしゃれだね~それ駅前に新しくできたカフェのでしょ?」
「えっそうなの?」
「うん」
知らなかった
佳奈子はかわいいお弁当
きっと自家製なんだろうな
「佳奈子、食べたいの?」
「んん、なにそれ
ちょっとこんなのどこでもらったのよ」
佳奈子が言っていたのはクラブエデンのカードのこと
「友達から」
「いいなぁクラブエデンって隣街では有名でVIPなんて滅多になれないんだよ
しかも超イケメンばかり」
「それってホストクラブ?」
「違うよ美咲」
軽く笑われたけど知らないものは知らない
お昼休憩も終わって午後の業務を始めると我妻先輩が入ってきた
「美咲、悪いんだが残業頼めないか?」
えっ···
「あっ···はい」
ため息ひとつ運が悪いのだ私は前から
仕事だししかたない
「佳奈子」
「なに?」
「これあげる」
皇夜にもらったカードを手渡す