隣の犯罪者?!
とりあえずお財布を持ってって私、昨日ぜんぶ使っちゃったんだ
ふと目についたのはテーブルにある皇夜のお財布
ダメダメ人の物だし
しかたなくあたりを見渡すと昨日、皇夜が買ってきたコンビニの袋が目についた
これならいいよね
中身はタバコとカップラーメンととても声にはだせない箱
私はカップラーメンにお湯を入れて三分待って食べ始めた
暗い部屋にズルズル音が響く
「おまえなにやってんだ?」
「あっえっお腹すいたからつい」
皇夜は手探りでタバコの箱を取ろうとした
「あっそれ違う」
つい大声になってしまった
「期待してる?」
「してない」
「何年ぶりかなぁ女抱くの」
えっ?
私は喉につまりそうになりながら皇夜の方を見る
「ウソ」
「俺のことなんだと思ってんだよ?
いつもいつも発情期の駄犬と勘違いか?」
皇夜は寝ながらタバコを吸っている
火事にならないか不安
「だって」
「自殺した麗子とも寝てないしな」
それは新事実かも
「私としたかったの?」
「はあ?朝っぱらからなにキツい冗談かましてんだよ」
いやじゃあなんでそんなもの買ってくるのよ
私はカップラーメンを食べるのを再開した
「えっとじゃあなんで?」
「こだわるねぇ
つーかおまえそれうまいの?」
「えっ?」
皇夜がくっくっと低く笑う
私なんか変なもの食べてる?
「スッポンラーメン」
「はい?」
皇夜は上半身を起こしていた
相変わらず見惚れてしまうぐらいの体つき
「おまえ本当に変わった奴だな」
スッポンラーメンなんてそんなもの買わないでよ···
口をつけた以上は食べるけど
「皇夜?」
「試してみるか、あがってこいよ」
皇夜がタバコを消したのを見計らって私はベッドにあがる
「えっと」
そのまま何も言わせないとばかりにキスをして私を押し倒した
でもそれだけだった
「やっぱりムリだな」
「皇夜?」
「笑うなよ?俺は女を抱けない」
「えっ?」
「三年前のレイプ事件あれがトラウマだ
あいつは俺を犯人にしたてあげた
まあ最後まで狂うようにやってたのは俺だし
まあ天罰だよな」
私は皇夜の近くに顔を寄せた
「私で良かったらつきあうから」
「はあ?」
「実験台にでもなんでもなるから」
「つーかいま何時?」
「7時くらい」
「おまえ仕事は?」
「まだ有給あるから休もうかなって」
「いいなぁ楽で」
皇夜はどこで働いてるんだろう
「皇夜は?」
「ああ俺はクラブで働いてる」
ふと目についたのはテーブルにある皇夜のお財布
ダメダメ人の物だし
しかたなくあたりを見渡すと昨日、皇夜が買ってきたコンビニの袋が目についた
これならいいよね
中身はタバコとカップラーメンととても声にはだせない箱
私はカップラーメンにお湯を入れて三分待って食べ始めた
暗い部屋にズルズル音が響く
「おまえなにやってんだ?」
「あっえっお腹すいたからつい」
皇夜は手探りでタバコの箱を取ろうとした
「あっそれ違う」
つい大声になってしまった
「期待してる?」
「してない」
「何年ぶりかなぁ女抱くの」
えっ?
私は喉につまりそうになりながら皇夜の方を見る
「ウソ」
「俺のことなんだと思ってんだよ?
いつもいつも発情期の駄犬と勘違いか?」
皇夜は寝ながらタバコを吸っている
火事にならないか不安
「だって」
「自殺した麗子とも寝てないしな」
それは新事実かも
「私としたかったの?」
「はあ?朝っぱらからなにキツい冗談かましてんだよ」
いやじゃあなんでそんなもの買ってくるのよ
私はカップラーメンを食べるのを再開した
「えっとじゃあなんで?」
「こだわるねぇ
つーかおまえそれうまいの?」
「えっ?」
皇夜がくっくっと低く笑う
私なんか変なもの食べてる?
「スッポンラーメン」
「はい?」
皇夜は上半身を起こしていた
相変わらず見惚れてしまうぐらいの体つき
「おまえ本当に変わった奴だな」
スッポンラーメンなんてそんなもの買わないでよ···
口をつけた以上は食べるけど
「皇夜?」
「試してみるか、あがってこいよ」
皇夜がタバコを消したのを見計らって私はベッドにあがる
「えっと」
そのまま何も言わせないとばかりにキスをして私を押し倒した
でもそれだけだった
「やっぱりムリだな」
「皇夜?」
「笑うなよ?俺は女を抱けない」
「えっ?」
「三年前のレイプ事件あれがトラウマだ
あいつは俺を犯人にしたてあげた
まあ最後まで狂うようにやってたのは俺だし
まあ天罰だよな」
私は皇夜の近くに顔を寄せた
「私で良かったらつきあうから」
「はあ?」
「実験台にでもなんでもなるから」
「つーかいま何時?」
「7時くらい」
「おまえ仕事は?」
「まだ有給あるから休もうかなって」
「いいなぁ楽で」
皇夜はどこで働いてるんだろう
「皇夜は?」
「ああ俺はクラブで働いてる」