溺れる恋は藁をも掴む
通りにあった、普通のラブホテルにアキと入った。
部屋のパネルを押し、顔の見えないフロントさんから、鍵を受け取り、3Fまでエレベーターで上がる。
これから私はアキに抱かれる。
そんな現実を考えたら、心臓が口から飛び出してしまうんではないか………?
それくらいの緊張してドキドキした。
無口になれたし、はしゃげない。
当たり前だよね?
わたしって軽い?
ーー軽いよねーー
それでも理性を吹き飛ばして、セックスしたい日もある。
そんなセックスを求めた時に、抱かれたいと思う人が目の前に居たら…………
ーー私なら、抱かれたい気持ちに素直になるよーー
アキはそんな私を言葉少なげで見守っていた。
手はギュッと繋いだまま。
エレベーターを降りて、選んだ部屋に入る。
パネルで一緒に部屋を選んだ時……
「どこにする?」
アキが囁くように言った。
イタリアンをご馳走になってるから、高い部屋なんて滅相も無いと、現実的になったりもした。
「三浦、この部屋はどう?
雰囲気良さそうじゃない?」
「うん…」
二人で選んだ部屋は落ち着きのある、海の底をイメージしたような部屋だった。
暗いわけではなく、神秘の世界が待ち受けているような?
そんな未知への予感を思わせた。
部屋のパネルを押し、顔の見えないフロントさんから、鍵を受け取り、3Fまでエレベーターで上がる。
これから私はアキに抱かれる。
そんな現実を考えたら、心臓が口から飛び出してしまうんではないか………?
それくらいの緊張してドキドキした。
無口になれたし、はしゃげない。
当たり前だよね?
わたしって軽い?
ーー軽いよねーー
それでも理性を吹き飛ばして、セックスしたい日もある。
そんなセックスを求めた時に、抱かれたいと思う人が目の前に居たら…………
ーー私なら、抱かれたい気持ちに素直になるよーー
アキはそんな私を言葉少なげで見守っていた。
手はギュッと繋いだまま。
エレベーターを降りて、選んだ部屋に入る。
パネルで一緒に部屋を選んだ時……
「どこにする?」
アキが囁くように言った。
イタリアンをご馳走になってるから、高い部屋なんて滅相も無いと、現実的になったりもした。
「三浦、この部屋はどう?
雰囲気良さそうじゃない?」
「うん…」
二人で選んだ部屋は落ち着きのある、海の底をイメージしたような部屋だった。
暗いわけではなく、神秘の世界が待ち受けているような?
そんな未知への予感を思わせた。