溺れる恋は藁をも掴む
愛しい身体が重なり合い、余韻は身体と心に刻まれてゆく。
私はまだあなたの腕の中。
疲れたあなたは、寝息をたてて眠りにつく。
そんなあなたの寝顔を幸せな気持ちで眺め、私も眠りにつく。
翌朝、カーテンの隙間から爽やかな朝の光が射し込む。
目を開けて、朝の最初の挨拶を交わす。
「おはよう、華」
寝ぼけ眼で、目をこすり、朝を受け入れるアキ。
「アキ、おはよう」
今、私どんな顔してる?
あなたにちゃんと笑顔で言えてるかな?
あなたの目が完全に覚めないうちに、裸を隠さないと恥ずかしいね……
あなたは、また自分の方に引き寄せて、キスをした。
もう……ベッドから出れないよぉ……
ねぇ、アキ……
これが、一夜を共にした男女の普通なら、この普通にずっと憧れていたんだよ。
セックスの途中で、不意に身体を離され、置いてけぼりにされた私は、『どうか、最期まで…この腕の中で過ごせます様に』って、願ってしまうの。
安心出来る、愛しい朝を迎えたいってさ…
それが叶って、また世界が変わったんだよ。
ーーアキのお蔭なんだよーー
女に生まれて良かったって思えたよ。
私はまだあなたの腕の中。
疲れたあなたは、寝息をたてて眠りにつく。
そんなあなたの寝顔を幸せな気持ちで眺め、私も眠りにつく。
翌朝、カーテンの隙間から爽やかな朝の光が射し込む。
目を開けて、朝の最初の挨拶を交わす。
「おはよう、華」
寝ぼけ眼で、目をこすり、朝を受け入れるアキ。
「アキ、おはよう」
今、私どんな顔してる?
あなたにちゃんと笑顔で言えてるかな?
あなたの目が完全に覚めないうちに、裸を隠さないと恥ずかしいね……
あなたは、また自分の方に引き寄せて、キスをした。
もう……ベッドから出れないよぉ……
ねぇ、アキ……
これが、一夜を共にした男女の普通なら、この普通にずっと憧れていたんだよ。
セックスの途中で、不意に身体を離され、置いてけぼりにされた私は、『どうか、最期まで…この腕の中で過ごせます様に』って、願ってしまうの。
安心出来る、愛しい朝を迎えたいってさ…
それが叶って、また世界が変わったんだよ。
ーーアキのお蔭なんだよーー
女に生まれて良かったって思えたよ。