溺れる恋は藁をも掴む
いろんな事が上手く回り出すと、勢いの波に乗り、幸せな方向に導かれていった。
受験も第一志望が受かり、百合との約束が果たせた。
『合格した』って報告したらさ、百合は泣きながら喜んだ。
ワンワン泣いていたよ。
「晶君、良かったね。
良かったね。
もう、この事はお母さんに知らせたんだよね?」
って聞くんだ。
百合に一番に知らせたかったから、発表終わって、直ぐに会いに来たのにさ…
「順番違うよ!
こういう報告は、家族が一番。
あと、天国のお父さんにもね」
って言われて、少しムッとしたんだ。
「もーう、拗ねるな晶!
後でお祝いしょうね」
百合に晶って初めて呼ばれた。
俺は生意気にも、初めてキスした時から、百合を呼び捨てで呼んでいたのにさ…
百合から俺にキスしてくれた。
「嬉しかったよ!」
って、ギューって抱きしめて。
俺、百合とずっと一緒に居たくなった。
百合と家族になったら、一番に嬉しい事を報告出来るから……
受験も第一志望が受かり、百合との約束が果たせた。
『合格した』って報告したらさ、百合は泣きながら喜んだ。
ワンワン泣いていたよ。
「晶君、良かったね。
良かったね。
もう、この事はお母さんに知らせたんだよね?」
って聞くんだ。
百合に一番に知らせたかったから、発表終わって、直ぐに会いに来たのにさ…
「順番違うよ!
こういう報告は、家族が一番。
あと、天国のお父さんにもね」
って言われて、少しムッとしたんだ。
「もーう、拗ねるな晶!
後でお祝いしょうね」
百合に晶って初めて呼ばれた。
俺は生意気にも、初めてキスした時から、百合を呼び捨てで呼んでいたのにさ…
百合から俺にキスしてくれた。
「嬉しかったよ!」
って、ギューって抱きしめて。
俺、百合とずっと一緒に居たくなった。
百合と家族になったら、一番に嬉しい事を報告出来るから……