Soldier President
建物の陰から陰へ。

様子を窺いながら進むバニング。

不思議なほど、ロスタム一味の姿はなかった。

イグラによる原発攻撃の情報はガセだったのか?

燃料棒を持ち出して高飛びする事にしたのか?

いやしかし、デュラハン社がガセ情報を摑まされるとは思えない。

半信半疑で行動を続けていたバニングの視界の端に。

「!」

暗闇の中、動く影が目に入った。

ロスタム一味か?

反射的に、バニングは人影を追いかける。

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