Soldier President
ウクライナへ
ニコライを乗せ、Disposableの四駆は走り始める。
「よぉ、大と…じゃなかった、ニコライ」
ヒューがニコライに声をかける。
「ちょいと素朴な疑問があるんだが」
「何だ」
振り向くバラクラバの男。
「何でテロリストは、アンタをあんな粗末な小屋に置き去りにしたんだ?折角拉致したのに人質を置いていくなんて、意味が分からないんだが」
「…連中は私にこう言った」
ニコライは手にしたM203グレネードランチャー付きのM4カービンを握り締める。
「『貴様など何時でも殺せるんだ』とな」
「…つまり」
ハンドルを握ったまま、バニングが言う。
「ニコライを拉致したのは、脅迫であり警告という事か。政治的不信などによる」
「そんな所だろう。その為に私は拉致され」
歯噛みするニコライ。
「妻と娘は殺された」
「よぉ、大と…じゃなかった、ニコライ」
ヒューがニコライに声をかける。
「ちょいと素朴な疑問があるんだが」
「何だ」
振り向くバラクラバの男。
「何でテロリストは、アンタをあんな粗末な小屋に置き去りにしたんだ?折角拉致したのに人質を置いていくなんて、意味が分からないんだが」
「…連中は私にこう言った」
ニコライは手にしたM203グレネードランチャー付きのM4カービンを握り締める。
「『貴様など何時でも殺せるんだ』とな」
「…つまり」
ハンドルを握ったまま、バニングが言う。
「ニコライを拉致したのは、脅迫であり警告という事か。政治的不信などによる」
「そんな所だろう。その為に私は拉致され」
歯噛みするニコライ。
「妻と娘は殺された」