Soldier President
ニコライが何処までも頑固な大統領である事が、改めて立証された。

彼を納得させるには、Disposableもとことんまでやるしかない。

「確かロスタム一味は結構な武装を持ってたよな。チェチェン独立派勢力から武器を調達している」

「ああ」

ヒューの言葉にバニングは頷きながら、懐からスマホを取り出した。

「何処に電話するつもりだ?」

ニコライの問いかけに。

「傭兵稼業には傭兵稼業の行きつけがあってね」

答えるバニング。

数度のコールの後。

『あー…もしもし』

渋い声が返ってきた。

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