貴方が大好き
そして一週間後。

良が私を彼女にすると言ってからと言うもの、

花凛から嫌がらせという名のいじめを受けることはぱたっと無くなった。

それからずっと良が隣にいる。

『あすか、笑うようになったな。お前の笑顔が
1日のエネルギーの源だ。』

そんな時空が急に来て、

『おい、良。あすかから離れろっ!』

なんて言ってくる。空さんあんたは過保護かっ!

『空、なんでお前にそんなこと言われなきゃいけないんだよ?』

『だって今日からあすかと俺兄妹だから。』

えっ?兄妹?どういうこと?

『兄妹ってどういうことだよ?』

やっぱり良もそうなるよね。

『兄妹ってどういう事なの?』

すかさず私も聞いてみた。

『俺の五十嵐財閥と俺の姉貴がいる如月財閥と繋がってるわけ。そんでもって、姉貴の家の養子にあすかがなったんだよ。あ、ちなみにあすかの両親には許可取ってある。』

ええー?

流石に私は叫んだ。

『私の気持ちはどーなるのー?』

『文句なら俺の姉貴に言えよ。あすかって名前聞いただけで俄然やる気になったんだよ。』

『私のこと知ってるの?』

『知ってるも何もあすか小さい時に会ってるじゃないか。』

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