これを『運命の恋』と呼ばないで!
着信に気づいたのは、ホテルに入ってケータイの電源を入れ直した時だ。
「何だこりゃ」
呆れるように画面を覗く俺の側に若山がやってくる。
「奏汰…さん、どうしたの?」
同じように沢山の着信履歴に目を見張る。
「こんなにたくさんの電話……何処からかかってるの?」
声に促されて詳細を開いてみると、見たことのある番号からもない番号からも入ってる。
「社長さんからも連絡がきてますよ。先輩何か悪いことでもやらかしたんじゃありません?」
無能な私ならいざ知らず、有能社員の先輩が何を?と聞いた。
「俺は何もやってねぇよ。向こうに着くまでは休暇扱いだし、日本にいる間もヘマなんかしてねぇ」
プリプリと怒りながら海外通話を可能にした。
とにかく会社に電話してみようと、代表番号のボタンを押した。
オフィスの電話を取ったのは汐見だった。
グッタリと疲れきった様子で、「はい……」と暗く電話に出た。
「汐見か?俺だけど。青空奏汰」
『空君!!??』
叫び声に驚く。
隣にいた若山はビックリして、いったい何事?と聞いてきた。
「待て」
手で顔を止めて汐見に問いかけた。
「社の連中からやたら電話が入ってたけど何かあったのか?まさかとは思うけど、急な倒産とかじゃねぇよな?」
それなら社長が部下に連絡するわけもねぇか…と思い直す。
俺の話を耳にした汐見は怒りだし、「今まで何をしてたの!?」と怒鳴った。
「何だこりゃ」
呆れるように画面を覗く俺の側に若山がやってくる。
「奏汰…さん、どうしたの?」
同じように沢山の着信履歴に目を見張る。
「こんなにたくさんの電話……何処からかかってるの?」
声に促されて詳細を開いてみると、見たことのある番号からもない番号からも入ってる。
「社長さんからも連絡がきてますよ。先輩何か悪いことでもやらかしたんじゃありません?」
無能な私ならいざ知らず、有能社員の先輩が何を?と聞いた。
「俺は何もやってねぇよ。向こうに着くまでは休暇扱いだし、日本にいる間もヘマなんかしてねぇ」
プリプリと怒りながら海外通話を可能にした。
とにかく会社に電話してみようと、代表番号のボタンを押した。
オフィスの電話を取ったのは汐見だった。
グッタリと疲れきった様子で、「はい……」と暗く電話に出た。
「汐見か?俺だけど。青空奏汰」
『空君!!??』
叫び声に驚く。
隣にいた若山はビックリして、いったい何事?と聞いてきた。
「待て」
手で顔を止めて汐見に問いかけた。
「社の連中からやたら電話が入ってたけど何かあったのか?まさかとは思うけど、急な倒産とかじゃねぇよな?」
それなら社長が部下に連絡するわけもねぇか…と思い直す。
俺の話を耳にした汐見は怒りだし、「今まで何をしてたの!?」と怒鳴った。