これを『運命の恋』と呼ばないで!
一生懸命照れを隠してる。
それが可笑しくて小さく肩が震えてしまった。
「お待たせ致しました。昼御膳です」
いいタイミングで食事が届き、先輩はホッとしたようにトレイの一つを受け取った。
「ごゆっくりどうぞ」
目の前に置かれたトレイに上にはミニお櫃とお茶碗。それに急須と小鉢が添えられている。
「えらくアッサリだな」
先輩の声に頷く。
「そうですね」
変わってるなと思っていたら、『お茶漬け定食』であることが判明した。
「なんだ、お茶漬けか……」
多少ガッカリしている。
でも、食欲のない私にはもってこいのご飯だ。
「いただきまーす!」
ウキウキしながらご飯をよそった。
その上から焙じ茶を注ぎ入れ、好みの漬物と海苔アラレを振って食べると書いてある。
サービスの漬物は日替わりだそうだ。
今日のところはさっき食べたしば漬けと壬生菜漬け、それから大根の麹漬けの三種類。
ミックスして食べるのもいいけど、今日は一つ一つ味わって食べたい。
「お茶漬けって最高ですよね。朝も昼も夜も食べれる」
あれ?このセリフ、牛丼屋でも思ったような。
「若山にはピッタリの店だな」
アッサリ過ぎる食事は先輩には物足らなそう。
「先輩、良かったらこっちのご飯も食べて下さい。私もうお腹いっぱいだから入らないので」
半分以上残ってるお櫃を差し出した。
それが可笑しくて小さく肩が震えてしまった。
「お待たせ致しました。昼御膳です」
いいタイミングで食事が届き、先輩はホッとしたようにトレイの一つを受け取った。
「ごゆっくりどうぞ」
目の前に置かれたトレイに上にはミニお櫃とお茶碗。それに急須と小鉢が添えられている。
「えらくアッサリだな」
先輩の声に頷く。
「そうですね」
変わってるなと思っていたら、『お茶漬け定食』であることが判明した。
「なんだ、お茶漬けか……」
多少ガッカリしている。
でも、食欲のない私にはもってこいのご飯だ。
「いただきまーす!」
ウキウキしながらご飯をよそった。
その上から焙じ茶を注ぎ入れ、好みの漬物と海苔アラレを振って食べると書いてある。
サービスの漬物は日替わりだそうだ。
今日のところはさっき食べたしば漬けと壬生菜漬け、それから大根の麹漬けの三種類。
ミックスして食べるのもいいけど、今日は一つ一つ味わって食べたい。
「お茶漬けって最高ですよね。朝も昼も夜も食べれる」
あれ?このセリフ、牛丼屋でも思ったような。
「若山にはピッタリの店だな」
アッサリ過ぎる食事は先輩には物足らなそう。
「先輩、良かったらこっちのご飯も食べて下さい。私もうお腹いっぱいだから入らないので」
半分以上残ってるお櫃を差し出した。