これを『運命の恋』と呼ばないで!
「大丈夫ですよ。ご飯も食べたし、漬物が食べれて元気出ましたから!」
肘を折ってガッツポーズを見せた。
「けど、また危険な目に……」
口にしかけた先輩がハッとして言い止まる。
「先輩?」
不思議に思って首を傾げた。
「…いや、いい。じゃあ気をつけて帰ってこいよ。仕事に遅れないようにな」
「モチロンです!」
出かける前のような強張った気持ちはなくなってた。
汐見先輩の存在を忘れた訳じゃないけど、やっぱり嬉しくて笑った。
「ありがとうございました。ご馳走様でした」
会計を済ませた先輩を戸口で見送ってガラスケースの前に戻る。
どれもこれも美味しそうに、キラキラと光り輝いててツヤがいい。
(ああ、もう迷う。全部試食してから決めたい!)
時間をかけて選んでいる暇はない。
オフィスへ戻る時間を考慮しても10分程度がいいところだ。
「えーと、今日のところは取り敢えず一番端の二種類を下さい」
指をさして決めたのは、ラディッシュの漬物と小ナスの辛子漬け。
「当店オリジナルの密閉容器もございます。これでしたらニオイも外へ漏れませんし、水気も漏れなくて安心して持ち運べますが如何ですか。
次回の来店時に持ってきて頂ければ、そちらにお入れすることも可能でございますが」
「ホントですか!?じゃあそれに入れて下さい」
ラッキー!
これで漬物がオフィスで食べれる!
肘を折ってガッツポーズを見せた。
「けど、また危険な目に……」
口にしかけた先輩がハッとして言い止まる。
「先輩?」
不思議に思って首を傾げた。
「…いや、いい。じゃあ気をつけて帰ってこいよ。仕事に遅れないようにな」
「モチロンです!」
出かける前のような強張った気持ちはなくなってた。
汐見先輩の存在を忘れた訳じゃないけど、やっぱり嬉しくて笑った。
「ありがとうございました。ご馳走様でした」
会計を済ませた先輩を戸口で見送ってガラスケースの前に戻る。
どれもこれも美味しそうに、キラキラと光り輝いててツヤがいい。
(ああ、もう迷う。全部試食してから決めたい!)
時間をかけて選んでいる暇はない。
オフィスへ戻る時間を考慮しても10分程度がいいところだ。
「えーと、今日のところは取り敢えず一番端の二種類を下さい」
指をさして決めたのは、ラディッシュの漬物と小ナスの辛子漬け。
「当店オリジナルの密閉容器もございます。これでしたらニオイも外へ漏れませんし、水気も漏れなくて安心して持ち運べますが如何ですか。
次回の来店時に持ってきて頂ければ、そちらにお入れすることも可能でございますが」
「ホントですか!?じゃあそれに入れて下さい」
ラッキー!
これで漬物がオフィスで食べれる!