悲しみの果てに

••また


私達は、また付合い始めた。

だが、私が愛人であると言うことは
変わりはなく。
奥様には、申し訳ないと思っていた。


愛人とは、どんなものか
わからなかったが、
苳吾さんは、
週のうちの半分以上は
私の家に帰って来ていた。

前みたいに、外でデートとか
することはないが
私の家で、二人で料理をしたり
庭の手入れをしたり
ほのぼのとした生活を送っていた。

結さんと沙良は、
苳吾さんの良いようにされて
と、怒っていたが
苳吾さんが、ほとんど
私の家に帰ってきて
私を大事にしていたから
「鈴菜が幸せなら仕方ない。」
と、言ってくれていた。

だけど、二人は、
「「何かあったら
     言うんだよ」」と。

本当に、結さんにも
沙良にも、感謝の気持ちで、
いっぱいだった。
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