悲しみの果てに
偽りの結婚と罪
••式
苳吾さんと元に戻ってから
三ヶ月後
「鈴菜、明日
綾香さんと身内だけの式をする。」
と、言われた。
「‥‥‥‥そう‥」
「式もお披露目も新婚旅行もなし。
と、言ったんだが
向こうの親が、式だけでも
と、言ってきて。」
「娘の晴れ姿が見たいはずです。」
「でも、俺が、愛しているのは
‥‥鈴菜だけなのに‥なぜ‥‥‥」
苳吾さんは、なぜ神の前で
偽りでも愛を誓わないと
行けないのかと
思っているようだ。
私は、何も言えず
やはり、自分のしていることは
間違っているんだ
と、沈む気持ちになっていると
苳吾さんが私を抱き上げて
寝室に運んだ。
「鈴菜。
鈴菜だけを愛してる。」
と、言いながら
唇を舐めあげて
キスをして舌を絡め
吸い上げられ
「フゥ‥‥ゥン‥」
パジャマの下から苳吾さんの
手が入り
胸を揉み上げる
キスをしながら
胸を堪能されて
頭の中がぼぉっとしている
胸先を吸い上げられ
「ゃっ‥ァン‥‥」
いつのまにか、パジャマも脱がされて
私は、何も考えられなくなり
苳吾さんのなすがままに
苳吾さんの唇と指先に翻弄され
私の身体中に
苳吾さんの物だと言う
印が·····
チリッ、チリッと痛みが走り
「うっ‥‥っぅ‥‥」
そのまま、私の中心をとらえた
苳吾さんの指は、
そのまま沈められて行く
「‥‥アアン…ン…」
「鈴菜っ、鈴菜っ、入れるよ」
と、言って
苳吾さん自身が入ってきた
「アアン‥‥フ‥ゥン‥」
「うっ…すずっ‥な、すずっ‥な」
と、何度も私の名前を呼びながら
腰を打ち付ける
その動きも段々と加速され
「‥ン…アン…」
「‥‥うッ‥すずっ‥な」
二人で果て、そのまま眠りについた。