悲しみの果てに
••苳吾
親父と話した日から
鈴菜と連絡が取れなくなった。
中西に聞きたくても
居ないし
新垣からは無視されている。
そんなとき、また親父に呼ばれた。
親父の話しは・・・
四井さん側も
びっくりして
綾香さんを問い詰めたらしく
『綾香さんは、突然出血して
救急車で、病院へ搬送されて
絶体安静の上
ストレスを与えないように。
だから、安定期に入るまで
このままで、お願いします。
と、頼まれた。』と。
親父は、
「苳吾、こちらにも非がある
だから、しばらくは、
このままで頼む。
お前の態度が、綾香さんを
追い詰めた可能性もあるんだ。
いいな?」
と、言われたから
「わかった。
お腹の子供には
罪はないから。
待ちます。
だが、落ち着いたら
俺は、俺の愛した
たった一人の女性と
一緒になる。」
と、言った。
この時、早く手を打っていたら
俺は、大切な物を
失う事は·····なかった······
後悔しても
後悔仕切れない
痛みを伴う結果に・・・・