悲しみの果てに
••再会
お母さんのお墓参りに行ったり
結さん達と、動物園に行ったり
水族館に行ったり
毎日、楽しく過ごしていた。
沙良は、今新婚旅行中‥‥で、
沖縄に行っている。
日本に帰国して、五日目の夜‥‥
‥‥‥ピンポーン‥‥‥と来客?
愛菜が、
『はぁ〰い。』
と、玄関をあけ
『おじちゃん、だれ?』
と、ドイツ語で言った。
いきなり、外国語で言われて
相手が、黙っていると
『マァマ!』
『愛菜?どなた?』
と、私が、言うと
『わからない。』
と、またドイツ語で言った。
私が、玄関にいくと‥‥
‥‥‥‥なぜっ‥‥
「帰ってください。」
「‥‥すず‥っ、‥な‥
‥‥‥この子は‥‥」
「この子は、私の子です。
あなたには、関係ありません。」
「‥‥‥結婚‥‥したのか?」
「‥‥はい。」
「旦那さんは?」
「ドイツです。」
「一緒じゃないのか?」
「今回は、沙良の結婚式に
出席するために、帰国したんです。
お世話になった方にも
ご挨拶したかったから。」
「ういちゃんね。マァマ!」
と、愛菜。
「結さんか、やはり、まだ
つながっていたんだな?」
「マァマ、この人だれ?」
と、愛菜。
「お医者様よ。」
と、私が答えると
「俺は、有沢、苳吾だ。きみは?」
「ちょうご? 私は、あいなれす。」
「あいなか?良い名前だ。」
「うふ、ありがとれす。」
「パパは、好きか?」
と、聞かれて‥‥まずい!と思っていると
「パパ?マァマ、ジィジのこと?」
「やはり、上がらせてもらうぞ 鈴菜。」
と、勝手にくつを脱いで
リビングにいく。
「待ってください。」
と、後を追うが
愛菜は、苳吾さんの後をついていき
騒いでいた。