悲しみの果てに
••両家の挨拶
日本に帰国してから
鈴菜は、ウェディングドレスを決めたり
式場の下見に行ったり
仮住まいに苳吾さんのマンションに
荷物をいれたり
愛菜の保育園を決めたり
と、バタバタとしていた。
その間、愛菜はお義母さんと
過ごしていた。
苳吾は、
「鈴菜。一緒にいけなくてすまない。
気に入ったのがあったか?」
「はい。沙良が色々決めて
くれたから、私だけだと決めきらない。
全部、素敵すぎて。」
と、言うと
苳吾さんは、笑っていた。
家は、お父さんと相談して
二世帯にしようかと話していた。
お父さんが、帰国したら
設計にはいるみたいだが。
一度、私達の式に帰ってきて
高校の年度末に、辞めて帰国する。
式は、身内と
結さん、沙良に出席してもらう。
明日は、父が帰国して
明後日は式だ。
入籍は、事前にすませた。
私は、有沢 鈴菜となり、
愛菜も、有沢 愛菜となった。
父は帰国すると
有沢の両親と合い
有沢の両親は、
父にお詫びをして
鈴菜に苦労をかけたこと
父がいてくれたから助かった事への
お礼を言っていた。
父は、
「二人が、幸せなら
それが一番です。」
と、言って
愛菜を挟んで、四人で話していた。