悲しみの果てに
••着替
夜中、なんども汗をかくから、
拭いて着替えさせ、シーツを換えて
また、鈴菜を寝せる。
それを、何度も繰り返すと
朝を迎えた。
熱は、37度台になったが
勤務は、ムリだと思い
大西さんに連絡した。
「鈴菜、どうした?」
と、鈴菜の携帯からかけたから
言われたが
「有沢だ。
鈴菜が昨夜から熱をだして
寝ている。今日の勤務は無理だから
休む事を言ってくれ。」
「先生が‥‥なぜ?」
「昨夜帰り際に、前を歩いていた
鈴菜が、倒れて
俺が、連れて帰った。
俺は、今日休みだから
俺がみるから心配ない。」
と、言うと
「わかりました、
鈴菜をよろしくお願いします。」
と、言って電話を切った。
結は、
今は、先生に任せよう。
やはり、あの二人は‥‥
と、結は考えていた。
結は、沙良に話した。
苳吾は、鈴菜の朝食を作って
「鈴菜っ、鈴菜っ
起きて、ご飯食べよう。」
と、言うと
「いやっ、いらない。
苳吾さん、まだ寝る。」
と、きっと寝とぼけてる。
付き合って、いたときの感覚だ。