俺様彼氏はShy Boy?


先生は、生徒に無関心だって言われてるくせに。

本当は、意外とロリコンとか?

それをカモフラージュするために、わざと無関心のフリしてるとか……


う…ん…


「ありえないだろ」


あたしが心の中で思ってることを、先生が声に出して言う。

あたしはその冷たすぎる声にビクッとして、恐る恐る先生を見ると。

怒っているというよりも、呆れているような引きつった顔をしていた。


「俺はガキに興味ない」


あぁ、それ。

前にも聞いたな…


なんて、先生を見つめたまま呆然と思ってると。

いつの間にか、目の前に先生が近づいてきてて。


「…えっ」


フワリと、前髪に柔らかな風を感じて。

それは、先生があたしの前髪を触ったからだと気づくのに少し時間がかかった。



だって、だって…

あたしたちの距離が、思った以上に近いんだもん。

だから変に焦ってしまう。


「な、に…」


挙動不審になってるあたしを、面白いものでも見てるかのようにニヤリと笑った。




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