短・不良少年~告白編~①
あの日は家に帰っていた途中だった

「…やっ…はな…して」

道のはずれの草ムラで男が女に群がっていた


俺は君と出会っていなければ助けようとせず去っていったかも知んない
でも俺は助けたんだ!誰ともしれず


俺は男の子達を殴り倒した

すると女が俺に抱きついてきた
でも抱きつく前に気づいてしまった


「ありがとう!」
君は恐怖に怯えた目で涙を流しながら言った


正直、男どもへの怒りも合ったし
   君への同情も合った
   泣いてる姿も綺麗だという感情もあった


でも
そんな事より俺が思ったこと

君を俺のものにしたいという感情が強くあった
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