短・不良少年~告白編~①
付き合って二日


現状は悪化していた

彼女は俺がいないとこでもいるとこでも笑わなくなった



俺は笑顔を消すために一緒に居たかったんじゃない



だから


決心した


「おい、来い」

俺は君を連れて俺の家の自分の部屋に通した


君は何も喋らず黙って俺を見ている


「お前、俺の彼女が嫌がったら一分以内にココを出ろ!いいな?」

俺はそう言った

確実に俺を嫌ってるって分かってる

けれど

自分で切り出したくなかった


離れたくなかったんだ
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