よるのむこうに
そして十分後、私はしっかり下痢になった。
いつも牛乳を飲んでいる天馬は平気な顔をして朝からゲームに興じている。
「おい、もう出勤時間じゃねーの。遅刻すんぞ」
わかってるわよでもここで無理に出るものを引っ込めて電車に乗ってもし決壊したらどうするのよ!何の罪も無い世間様に迷惑をかけるくらいなら遅刻のほうが若干マシでしょ!?
トイレで一人、涙目になりながら私は神に誓った。
二度と天馬の真似はしない、と。